戸赤のやまざくら ToakaWildCherryBlossoms
戸赤のやまざくら
戸赤地区はかつて木地師たちが住み、漆器の木地(木肌のままの器)づくりで栄えた所で、林業で生計を立て山と共に生活してきた戸赤の人々は、明治18年(1885年)より「村内留木定」にクワ、トチ、サワグルミ、クリ、ケヤキ、ホオノキの5種類を留木と定め、後からサクラ、コブシ等を追加して、個人がかってに伐採することを禁じてきました。山の木を切ることを仕事とする木地師でも、その美しさを惜しみ伐採することを禁じたのです。以来100年以上に渡り代々守り継がれ、そのおかげで現在では春になると向山一面に約100本のオオヤマザクラが咲き競い、色とりどりの美しい景色が広がります。
戸赤のやまざくらの見頃は例年、ゴールデンウィークの頃。周りの木々より先に咲く花もあれば、周りの芽吹きと同時に咲く花もあり、日々表情が変わります。
更新日:2024年12月03日