小野観音堂

小野観音堂_1

小野観音堂は、十一面観世音菩薩を本尊としており、大慈殿観音堂とも呼ばれています。御蔵入り三十三観音の第十番札所でもあります。

建立時代について

現在の小野観音堂は、文化10年(1813)門田町北青木の祥雲山善竜寺隠居、大雄得明和尚によって再建されたものと伝えられています。大雄得明和尚は、御蔵入り小出組湯原村(現在の湯野上地区)の百姓の子として生まれ、幼くして仏門に入り、湯原村にあった高福寺や坂下の定林寺などの住職を歴任しました。

観音堂について

観音堂は禅宗様の円柱三間方形造で、擬宝珠高欄回縁が堂の周囲をめぐり、正面には対の加頭窓を備え、四隅の柱の上部には気魄に富む斗組や、木鼻の牡丹雲形彫などが保存されています。堂内には高さ100センチメートル、横240センチメートル、奥行き140センチメートルの須弥壇があります。左右には十六羅漢像が安置されおり、堂内右奥には観音堂再建に尽力された大雄得明和尚の坐像が据えられています。

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更新日:2023年03月15日